以前このブログで、遠方に住む実母のことを書いたのだが、
今回も実母のことを。
私の実家は、車で行けなくはないけれど、行くには遠い。
海はないけれど、水が美味しく空気も新鮮な、静かで穏やかな
場所に位置している。
そんな実家は、10年程前から飲食店を経営している。
定食屋というのか、居酒屋というのか、主に地元のお客さんが
中心であるが、県外からの来客もそれなりにあり、
日々、忙しくはないけれど、暇でもない、そんなお店だ。
数ヶ月毎に母は、新鮮な野菜やら肌着やらをダンボールに入れて
私に送ってくれる。先日も荷物が届き、開封してみると、
中にタウンワークが入っていた。
毎度同梱されてくる手紙にも、タウンワークについては何も
書かれておらず、何の為に入れたのか分からなかったが、
とりあえずパラパラとめくっていくと、真ん中あたりに
ドッグイヤーされたページを発見。
そこには、実家のお店の求人広告が掲載されていた。
蛍光ペンで縁取りがされていた。
そして広告のキャッチコピーは
「いつかお店を継いでくれる方大歓迎」とあるではないか。
非常に意味深なコピーだ。
このコピーの意味、そして、タウンワークを送ってきた真意。
この夏は、数年ぶりに実家へ帰ってみようと思う。